016. 青いマーク(IGP)には注意すべき理由

こんにちは!『cultiba(クルティバ)』オリーブオイルの竹本です。

 

“味わう人”と“もてなす人”へ、オーガニックオリーブオイルを作って販売して、『人と環境にやさしい最高の食生活』をお届けしています。

 

今回は『産地呼称マーク』について。

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オリーブオイルのDOPとIGPは、似て全く非なるものですので、ざっくりと把握しておいて損はないでしょう。ワインやチーズ、生ハムなどがお好きな方は似た言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、DOPとIGPと聞いて、ピンと来る方は少ないと思います。

まず大前提として、「その地域特有の地理的な特徴がその製品に反映されていること」がその趣旨に当たります。ここで言う地理的な特徴というのは、気候や土壌といった自然的要因のみならず、栽培や搾油に関わる人的な伝統技術や、地域の生活文化・風習も含まれており、「無形文化財」に近いです。



そのためには、生産〜加工〜製品化まで一貫して特定の産地で製造される必要があり、これを証明するためにトレーサビリティが明確化されていること、が条件になります。これがDOP。

つまりDOP認証は、なかなか信頼できる認証なのですが、いち製造者の視点に立つとなかなか高額で、弊社のような零細企業にとっては、迂闊に手が出せない認証でした。

気になったのは、審査に関わる定額の手数料ではなく、売れば売るほど手数料が増えるモデルだったことです。これにより、原産地の保護が消費者保護のためではなく、グローバルカンパニー及び認証ビジネスの利益が目的のように映ってきます。

最大の生産国スペイン(面積約50.6万平米)のDOPが29種に対して、イタリア(面積約30.1万平米)のDOPが42種実際というのも、マーケティングが得意なイタリアのお国柄を踏まえると、納得です。実際に、DOP認証を取得しているブランドは資本力のあるグローバルブランドばかりです。


ではIGP認証とは何でしょうか。

こちらは、生産〜加工〜製品化のどこか一部でも、その地域であればいいというもの。営利目的とは言え、徹底されているDOPに対して、お粗末です。「不安定な生産のため、他所のオリーブを原料として使うこともありますが、この地域の特性を表しています。」という建前なのですが、そんなことあり得るのか疑問が残ります。もちろん、それでも地域特性が見られれば価値はありますが、どこか一部でも…は、どうしても腑に落ちません。

それよりも、IGPで有名なトスカーナ産に代表されるような、ネームバリュー(ある種のブランド)による売上増が目的ですと言われた方がしっくりきます。

どこも企業の生き残りを懸けて必死なのでしょうけれど、誤認惹起に繋がる行為には賛成できないなぁというのが感想です。スペインから仕入れたスーパーマーケットオイルに、IGPトスカーナが貼られていたら、私が消費者なら許せないです。



ひとまず、DOPとIGPは大違いなので、お知りおきくださいませ。よくわからないけど、認証マークがあるからと、手に取っては罠にハマってしまいます。

ちなみに、スペインのIGPが0種であることに対して、イタリアのIGPは4種あります。ここから、お国柄の違いが伺えます。さらに、トスカーナの他には、IGPシチリアがあります。どちらも聴き心地が良いはずです。実は、トスカーナ州内にも、シチリア州内にも、たくさんのDOPがあるので、IGPの存在意義は確定的ではないでしょうか。

 

個人的には、消費者側のパワーアップにお力添えしたいという立場なので、自らの感覚で判断できる五感を養っていただきたいなぁ思い、微力ながらサポートできるよう心掛けています。

 

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竹本(たけもと)

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