067. 過去500年で最悪の干ばつに見舞われたヨーロッパ

特に、世界一のオリーブオイルの産地であるアンダルシア地方のオリーブ生産者は、天水栽培の畑からの収穫は過去半世紀の平均の20%以下になるだろうと警告している。また、灌漑による収穫量も50%以上落ちると予想されている。

クルティバを作っているアイトールの農園も、アンダルシア地方の山の上にあり、灌漑設備は設けず、天水と湧水の貯水を使用しているが、収穫量は半分以下だという話です。

この干ばつに加えて、スペインは熱波に襲われており、オリーブオイル産業全体に大ダメージを受けています。これにより現地のオリーブオイル価格は高騰。さらには他の輸入食材と同様に、エネルギーの高騰による物流コストUP、円安による為替差損も発生。なかなか厳しい局面を迎えておりますが、一過性のものではなく、今後のスタンダードになっていくと予想しています。

特に、クルティバに使用しているオヒブランカ種、ピクーダ種は、地球温暖化にストップをかけられなければ、他の品種に先立って失われると言われており、希少品種になっていきます。

また、2022/23年の作付年におけるスペインのオリーブオイル生産量は100万トンとなり、2013/14年以来最も少なくなると予測されており、スペインの一部では過去1,000年以上で最も乾燥しているとのことです。

Olive Oil Times「Europe Confronts Worst Drought in 500 Years, Officials Say」by Daniel Dawson 

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『cultiba(クルティバ)』オリーブオイル

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