069. 輸出維持を期待できる期末在庫

E.U.のデータによると、欧州のオリーブオイル在庫は9月末までに66万1000トンに達し、過去5年間の平均をわずかに上回ると推定される。期末在庫の増加は、主に2021/22クロップイヤーの豊富な収量に起因するものです。

これらの期末在庫は、今作期にエクストラバージンオリーブオイルが約50万トン、バージンオリーブオイルが約20万トンに達したEUのオリーブオイル輸出を維持することが期待される。

Olive Oil Prices Rising Worldwide

 

本題とは別の部分にあった文章ですが、当然のように古いオイルを輸出向けに使用していることは、日本の一般消費者の感覚と合っているだろうか。

お米で考えれば、この慣習自体は容易に理解できると思うが問題は別の点にあると言える。例えば、お米であれば新米・古米・古々米などと、年に一度の収穫に対して、貯蔵して通念販売する際にいつ収穫したものかが判別できるようになっている。

オリーブオイルであれば、プロモーションとしての「NEW HARVEST」を除き、生産事情を理解して賞味期限から遡って推察するしかない。もっと言えば、生産時期とは別に、ボトル詰めに応じて製造日が決まるため、同じ年の製造でも中身は別の年なんてこともある。

計70万トンの輸出に対して、期末在庫が66万トンとなれば、来期日本に届くオイルはそのほとんどがお古になると言える。そもそもスーパーに並ぶ安価なオイルはお古が前提で、その中にマシなお古と、精製を前提に作られた物などが混在している。

信頼できるオイルがあると、日常生活ははるか豊かになる。

三大栄養素のひとつである脂質。日本人が摂取する脂質を変えて、健康な人を増やし、国の医療費を削減させ、税収が未来に使われる日本にしたいなぁ、なんて使命感に後押しされつつ、今年も頑張ろう。

 

熱くなっちゃっいました。cultibaの新油もお楽しみに。

たけもとりゅうじ

***

『cultiba(クルティバ)』オリーブオイル

ご家庭のメインオイルにぴったり。気の利いたギフトにも最適です。
竹本(たけもと)

HOME of Ooobb.online (ウーブオンライン)

~人と環境にやさしい最高の食生活を~