086. アボカドオイルの82%が不純物混入、不当表示、低品質

カリフォルニア大学の食品科学者は、米国で販売されているアボカドオイルの大半が、品質が悪く、誤ったラベルが貼られていたり、安価なオイルが広範囲に混入していることを発見しました。

市販のアボカド・オイルを調査した結果、サンプリングされた「アボカドオイル」の82%が実際には他のオイルのブレンドで構成されており、ほぼ大豆油で構成されているものまで発見しました。

消費者、本物の生産者、そして業界全体を保護するために、アボカドオイル業界に強制力のある基準を導入することが急務であることを示しています。

これまでにも、個々の企業では基準を設ける努力がされてきましたが、組織的なものはなく、FDAの個別の基準あれば、非常に有用と考えられています。

世界最大のアボカドオイルメーカーで、米国内の3,500以上の店舗に供給しているオリバド社も、これに同調した。アボカドオイルにも、オリーブオイルのような法的規制を導入してほしいという。

不正なアボカドオイルは主に「アメリカの問題」であり、カナダとヨーロッパはすでにもっと確立されたガイドラインがある。

イギリスやヨーロッパのスーパーマーケットでは、商品棚に並べる前に、すべての商品を検査していますが、価格重視のアメリカでは、このようなことはあり得ません。

アボカドオイル業界では不正が蔓延しているため、偽物のアボカドオイル生産者と価格競争ができず、本物の生産者が活動することが非常に困難になっている。

 

82 Percent of Avocado Oil Adulterated, Mislabeled or Poor Quality, Study Finds

 

魅力のあるオイルはどれも同じ課題を抱えていますね。日本では中国産に対しては警戒しているように感じますが、その他はそれほどでしょうか。基本国産のみにこだわる家庭でも、物によっては本場の国のものを選びますよね。

日本の一般小売店の品質はまさに、記事にあるアメリカのアボカドオイルのような状況です。やはりなんとかして、一般小売店のオイルクオリティを改善したいなぁと長期的な使命感を感じております。

クルティバのクオリティを…とまではいかなくても、悪くないクオリティで嘘のないオイルを流通させたいなぁと考えておりますので、もし真っ当な小売店バイヤーさんがご覧になられていましたら、ぜひPBを作りましょう。協力しますから。

と、こういう真っ当な提案を総当たり的に投げかけたら、その対応から各小売店の姿勢が見えてきますよね。商品棚を見て、味見して、提案して、としていると、現場の生の情報が揃ってくるものです。

たけもとりゅうじ
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『cultiba(クルティバ)』オリーブオイルは、ご家庭のメインオイルにぴったり。気の利いたギフトにも最適です。

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