6種類の血漿代謝産物の血中濃度が、重要な脳活動に影響を及ぼす。これらの代謝産物の効果的な働きと、地中海食が関連していることが判明した。
代謝産物とは、人間の代謝によって生成される小さな中間体分子です。そのレベルは、個人によってかなり変化します。
ヒューマン・メタボローム・プロジェクトによると、人体は4,000以上の代謝産物に依存しています。世界的な研究プロジェクトでは、これらの代謝物の組み合わせと影響のマッピングに取り組んでいます。
今回の研究は、認知機能を低下させることが知られている6つの代謝産物を特定し、その影響が多様な人種や民族間で一般化されることを実証したものです。
アメリカ人のヒスパニック系/ラテンアメリカ人、ヨーロッパ人およびアフリカ系アメリカ人の成人において、代謝物と認知機能の関連性が検証されました。
今回の結果から、食習慣がこうした代謝物の量に影響を与える可能性が示唆されている。代謝産物の量と脳のパフォーマンスへの影響は、健康的な食生活を送ることの関連性を示しています。
過去20年以上にわたり、何百人もの研究者が地中海食に従い、それを取り入れることによる健康効果を研究してきた。その抗炎症特性は、さまざまな認知機能やその他の健康上の利点に起因している。
地中海食の健康効果は非常に大きく、米国栄養学会は2018年、米国人口のたった20%が地中海食を採用するだけで、年間200億ドル以上の節約になると推定しています。
たけもとりゅうじ
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