オイルの使い分けについて(3/3)

使い分けに関しては、先の二つの記事で記せたかと思いますが、今回の記事では、別の観点をいくつか補足しようと思います。発煙点、オメガ3系、MCTオイル、パルミトレイン酸です。

発煙点については、正直オリーブオイルで気にする必要はほとんどないのですが、ものによって180~210℃がオリーブオイルの発煙点なので、調理に使う際に心配される方がいらっしゃいます。良いオイルであるほど発煙点は高いです。

一般に表記される発煙点の理論値が、実は痛んでいると理論値より低い上、一度調理に使用すると発煙点がグッと下がる精製・調合された他の植物オイルに対し、オリーブオイルは何度揚げ油に使用しても発煙点がほぼ一定という特徴があります。

その上でまだご心配な場合には、エキストラバージンのアボカドオイルをおすすめしています。アボカドオイルはオリーブオイルほどではありませんが、主成分はオリーブオイル同様オレイン酸であり、ビタミンEも豊富です。そして発煙点は250~270℃と高いです。

とはいえ、風味を確かめての判断が妥当でしょう。

オメガ3系のオイルは、酸化しやすいので、オイルの状態で保有するのはあまりおすすめしません。サーモンなどの魚からの摂取が良いかと思います。もしくは優良メーカーのサプリメントです。

MCTオイル(中鎖脂肪酸)は、最近人気ですね。これは脳にも効果的で注目されていますが、市場のオイルは品質がピンからキリまであることを見過ごせません。特に、ひとくくりに中鎖脂肪酸と言えどもその鎖上に繋がった炭素の数には5~12まであります。注目されているMCTオイルはC8(炭素が8個)のカプリル酸であり、その他の中鎖脂肪酸は少々意味合いが異なってきます。

市場の実態としては、優良なメーカーが純度の高いサプリメント用にココナッツオイルなどからカプリル酸を抽出し、その残りがマス向けに流れ、名前だけのMCTオイルとして販売されているようです。オリーブオイルと似ているとも言えますが、ここを混同しているとまずいので、MCTオイル(カプリル酸)は、信頼できるメーカーのサプリメントが良いと、暫定的に判断しています。

最後のパルミトレイン酸ですが、これはアンチエイジングに大切な脂肪酸なのですが、女性は30歳を越えると、これが減少し始めます。どう補うのかと言うと、マカダミアナッツオイルがおすすめになります。これは、オイル美容アドバイザーとしての意見なので、これまでとは若干異なる視点になりますが、ご参考になればと思います。