オリーブオイルの歴史はどれほど

オリーブオイルの歴史は、ワインに匹敵し、食品で最も古いとも言われています。

約8000年前には、トルコ(当時シリア)で搾油が行われていたとされ、搾油施設が存在。約5000年〜6000年前には活発であったと。驚くのは、約3000年前〜のローマ時代には、5段階に分類された格付けがあったということ。

その格付けは、驚くほどシンプルでわかりやすい。
①淡い緑のオリーブから作られたもの
②色づき始めるオリーブから作られたもの
③熟したオリーブから作られたもの
④地面に落ちたオリーブから作られたもの
⑤虫食いのオリーブから作られたもの

現在の等級には、精製という技術(良し悪しは別として)や、二番煎じのような一番搾りの再利用、他の品質とのブレンドなどもあり、またJAS規格が国際規格と単位が異なるなど、初見の方にはややこしいので、現代でも基準として参考にしやすいです。

食用はもちろん、薬や、軟膏、日焼け止めとして、また灯油や宗教的な役割まで、多岐にわたって活用されてきたオリーブオイルです。品質によって使い分けられていました。

現在も美容と健康のために、良質な脂質として摂取される方が多いですが、古くからその芳香や栄養、エネルギーを存分に味わえる、貴重な最高品質のものは、一部の方にしか味わえないものだったと考えられます。

現代のようにカロリーを気にする人もいなかったのでは?

余談ですが、ペペロチーノやアヒージョのような、ニンニクなどの香りをオイルに移す調理法は、芳香のある高品質オイルが手に入らない貧困層から生まれたとも言われています。その品質の差を認識させられます。

収穫や搾油の技術が発達した現代では、古代の特権階級でしか味わえなかったような品質に誰でも手が届くので、改めて恵まれた時代だなぁと感じます。

知識と感覚なしには、見えてこないわけで、この点に問題がありますが…。