地中海式食事法をどう捉えるか

地中海式ダイエットを定義としてまとめると、「魚介類、穀類、乳製品、野菜、果物類等をバランス良くとり、油脂分は肉類を少量、オリーブオイルを中心として摂取するもの。」と、だいたいこんな具合に説明されていることが多く、実際に耳にすると思います。細かい表現はさておき。

その大前提には、「穀類、魚類、その保全・加工・消費に関わる風景から食事に至る技術、知識、習慣及び伝統に基づく社会的慣習」があり、個人的には風景をも慮る姿勢が大好きです。自然と密接にある伝統的な暮らしは、人間生活が自然循環の一部にあり、審美的景観を形成します。日本の農山村もそうですよね。

そして、個人的に、(あくまで個人的に!笑)特に日本人にとって大事だと感じるのは、「本料理には、コミュニティの健康、生活の質、より良い生活に資するものとして、適量のワインを交えながら、ゆっくりとコミュニケーションする食事スタイルを含む。」という部分です。

手間暇かけて用意した晩御飯を、黙ったまま一瞬で平らげちゃう旦那さまに、ガッカリされたことのある奥さまは、少なくないのではないでしょうか?

私も料理はしますが、想いを込めて作った料理は味わって食べてもらえる方が、より嬉しいです。ゆっくりと、よく噛んで咀嚼した方が胃袋にも優しいです。カロリーやコレステロールを配慮し、良いオリーブオイルを使って用意する奥様の期待にも応えられるように感じます。

少し脱線しましたが、シンプルに「食を楽しむ」を中心に置く食卓・キッチンがおすすめです。先程の「

ゆっくりとコミュニケーションする食事スタイル」です。スペイン人なんて、お鍋を煮込み始めた途端に、ワインを開けますから。

作る時間と食べる時間の境界が曖昧で、日本人からするとお行儀悪く感じるかもしれませんが、作る時間を楽しい時間に変えるには手っ取り早く、コミュニケーションを生みやすいスタイルだと捉えています。

私自身も、食べながら味を変えたくなることしばしば。外食よりキッチンのある自宅が楽しかったりします。大切な家族や気の合う仲間と、作りながら食べ、食べながら作ると、笑顔の時間が自然と長くなるため、おすすめです。

こうなるともう、スペイン人が良いオリーブオイルを欠かせられない理由を体感できます。これほど使い勝手よく、気分よく、食を楽しませてくれるものって、なかなかないと、感じるのです。それが心身や環境にもやさしいとなると…。

最後に自慢話をしてしまい、失礼しました。