023. どこまで産地を限定しているかを見る

こんにちは!『cultiba(クルティバ)』オリーブオイルの竹本です。

 

“味わう人”と“もてなす人”へ、オーガニックオリーブオイルを作って販売して、『人と環境にやさしい最高の食生活』をお届けしています。

 

今回は『産地をどう見るか』について。

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産地の話は、ワインとも似ていますね。オリーブオイルも生産される風土の特色が色濃く反映されており、産地毎の違いを楽しむことも、またおもしろいです。


ですが、これは良い品質であることが大前提です。知識もある程度は必要ですし、風味を捉える力量も必要になってきます。こういう場合は、試飲ができるお店へ行って味覚できちんと確かめる必要があります。



では、近所のお店だとどうなのか?

見るところは、原産地呼称のマークと原産国でしょう。本来は各原産地の特色を踏まえて検討しますが、近所のお店ではまず原産地呼称がないものがほとんどです。

赤いマークのDOPロゴがあると、それ自体は安心です。このマークは、ここの限定されたエリアで生産から製品化まで全てを行っているというものです。なので、これがあればある一定の管理下で生産されていることになります。応じて、値段が高くなる傾向にありますが、外したくなければ赤いマークは比較良いです。

ではないからと言って良くないのかと言えば、そんなこともありません。小さな家族経営者のオイルの方がより特色があって美味しいことは、グルメの世界ではよくあります。オリーブオイルも同様で、大地が生む本物のの面白さです。そこそこお金のかかるDOP認証は、品質にこだわる零細農家にとっては痛手ですから、長期的に見れば、DOPでないものから良いものを発掘する探検も有意義でしょう。今日、外したくないなら赤マークです。



一方で、青いマークのIGPは避けています。これはそもそも数が少ないので、日本ではIGPトスカーナ(たまにシチリア)以外滅多に見当たりませんが、これは、生産〜搾油〜ボトリングと、その製造工程の一部でもそのエリアであればOKというものです。その一部によって、該当する風土の特色がオイルに反映されているものとされていますが…、疑問が多いので個人的には避ける指標です。



実際にお店の陳列棚を見てみると、原産国までしかわからないものが大半です。これだと、産地の話にならないわけです。なので、国のどのエリアの何て町で…とあれば、マークはさておき、国単位でしか捉えていない商品より、作り手の想いの詰まった一品であることは間違いないでしょう。

国単位で見ちゃうということは、本来あるはずの産地の特色が判断できない品質、すなわち現地でスーパーマーケットオイルと呼ばれている意図的に低品質大量に生産されるものだと認識しています。

スーパーマーケットオイルの多くは、スペイン産の専用バルクオイルをイタリアが輸入し、表記上は原産国イタリアとして輸出されたものが日本に届き、なぜかエキストラバージンのラベルを纏っています。これは避けれるようになりたいですね。イタリア人はマーケティングやブランディングが上手なので、消費者からすると厄介です。



余談ですが、昔、精製しちゃえばわからないだろうということで、ピーナッツオイルをオリーブオイルとして販売されていた事例があったようです。ピーナッツアレルギーだからとオリーブオイルを選んだのにびっくり!という笑えない話ですが、今はないことを願うばかりです。

まとめますと、産地が限定されているほど安心できるものの、産地選びには知識が必要なので、味見したものを確かめながら、コツコツ学ぶしかありません。

その際、分類の複雑なイタリア産よりも、分類のシンプルなスペイン産を入り口にする方が、スムーズでおすすめです。産地を学ぶ時は、 品種もセットでどうぞ。

 

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※告知:『cultiba(クルティバ)』オリーブオイル

ぜひ、メインオイル候補として“箱(6本入)”でお試しください!経験上、数ヶ月間で、高品質の基準を体得できる上、毎日が一層楽しくなります。

“数十万円”をかけて講義を受けるよりも、実践的に味覚が養われる方法として、おすすめです。良質な脂質は、美容と健康にも欠かせません。その良し悪しを自分で判断できると、悪質な脂質から身を守れるため、安心です。

 

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竹本(たけもと)

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