DOPとIGPについて

DOPとIGPと聞いて、ピンと来ますか?オリーブオイルに限らず、似たような原産地呼称があるので、なんとなくの雰囲気は感じられるのではないでしょうか。しかし、この2つは似て非なるものですので、ざっくりと把握しておいて損はないでしょう。

まず大前提として、「その地域特有の地理的な特徴がその製品に反映されていること」がその趣旨に当たります。ここで言う地理的な特徴というのは、気候や土壌といった自然的要因のみならず、栽培や搾油に関わる人的な伝統技術や、地域の生活文化・風習も含まれており、「無形文化財」に近いです。

そのためには、生産〜加工〜製品化まで一貫して特定の産地で製造される必要があり、これを証明するためにトレーサビリティが明確化されていること、が条件になります。これがDOP。

つまりDOP認証は、なかなか信頼できる認証なのですが、いちメーカーの視点に立つとなかなか高額で、弊社のような零細企業にとっては、迂闊に手が出せない認証であり、原産地の保護が目的なのか認証ビジネスとしての利益が目的なのか、よくわからないという実情があります。DOP認証を取得しているブランドはグローバルブランドばかりです。

ではIGP認証とは何でしょうか。

こちらは、生産〜加工〜製品化のどこか一部でも、その地域であればいいというもの。徹底されたDOPに対し、なんだかなぁと感じます。「不安定な生産のため、他所のオリーブを原料として使うこともありますが、この地域の特性を表しています。」という建前なのでしょうけれど、そんなことあり得るのか疑問が残ります。もちろん、それでも地域特性が見られれば価値はありますが、どこか一部でも…は、どうしても腑に落ちません。

それよりも、IGPで有名なトスカーナ産に代表されるような、ネームバリュー(ある種のブランド)による売上増が目的ですと言われた方がしっくりきます。

どこも企業の生き残りを懸けて必死なのでしょうけれど、誤認惹起に繋がる行為には賛成できないなぁというのが感想です。

ひとまず、DOPとIGPは大違いなので、お知りおきくださいませ。

個人的には、消費者側のパワーアップにお力添えしたいという立場なので、自らの感覚で判断できる五感を養っていただきたいなぁ思い、微力ながらサポートできるよう心掛けています。

知れば知るほど、弊オリーブオイル、クルティバの魅力が際立つので。